漢方はその人の身体のバランスを整えます
漢方はその人のバランスを整える事で効果を発揮します。
だから西洋医学的には同じ病名でも、その人の状態によって用いる漢方薬は異なります。
例えば同じ湿疹であっても以下のような様々な病態が考えられます。
1. 胃腸の機能が低下して身体の中に余分な湿気が溜まっている場合
ジュクジュクした湿疹になります。そのような場合、胃腸の機能を改善させ、
身体の中の余分な水分を排出させる漢方薬を用います。
2. 身体の栄養状態が悪く、皮膚が乾燥する場合
栄養状態を改善する漢方薬を用いて皮膚のカサカサを改善します。
3. 心身を酷使するなどして、身体がオーバーヒートになっている場合
身体を潤すことで身体の熱を冷ます漢方薬を用います。
4. 身体の中に余分な熱がこもっている場合
余分な熱を冷ます漢方薬を用います。
5. ストレスによって巡りが悪くなっている場合
ストレスを和らげて巡りを良くする漢方薬を用います。
漢方薬によって心身のバランスを整えると、本来の自然治癒力をより発揮しやすい環境が整います。
漢方の効果が期待できる疾患
当院ではエキス剤を用いた漢方診療を行っております。
漢方で身体のバランスを整えることで、様々な皮膚病の改善が期待できますが、特に以下の疾患では有効例を経験しています。
アトピー性皮膚炎
様々な要因が複雑に絡み合う病気で、治療は一筋縄では行きませんが、体質に合った漢方を適切に併用すれば、症状の改善が期待できます。
円形脱毛症
この病気は発症にメンタルな要素が大きく関係していると言われています。不安や緊張を和らげる漢方を併用することで、西洋薬単独と比べると改善が早い印象があります。
乾癬
漢方を併用することで、しばしば皮膚の状態が改善します。
乾燥肌
栄養不足や冷えなど、様々な原因で乾燥肌になりますが、その人の状態に合った漢方薬を服用することで症状の改善を期待できます。
しもやけ
身体を温めることができるのが漢方の特徴です。身体のどこを温めたいかによっても選択する薬が変わってきます。手足が冷たくて困っている方はご相談下さい。
掌蹠膿疱症
体質を改善する漢方を併用すると、皮膚症状のみならず、体調も改善が期待できます。
酒さ・赤ら顔
西洋医学的には対応が難しい疾患ですが、漢方では体質に応じた柔軟な対応ができ、改善例も少なくありません。
脂漏性皮膚炎
難治性のケースでも漢方を併用することで良くなったケースが少なくありません。
爪がもろい・二枚爪・爪甲剥離症
爪甲剥離症は爪の先の方が指先から離れて空気が入って白く見える状態です。これらの爪の状態に対して、西洋医学では有効な対処法がありませんが、漢方で改善することがよくあります。
帯状疱疹
痛みのコントロールに漢方が有用です。漢方で血の巡りをよくしたり、温めたり、冷やしたりすることで、痛みが楽になることがよくあります。
漢方治療を希望される方へ
漢方治療を希望される方は、あらかじめ漢方の問診票を印刷して記入して持参して頂けると、受付で円滑に手続きができます。
